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文学の中に観る麻

いにしえより人々の生活に密着し重宝されてきた「麻」は、芸術や文化として各国の絵画や文学の中にも様々な形で観ることができます。日本文学の傑作の一つと言われる
万葉集の中にも「麻」は30首ほど詠われております。 また古今和歌集、新古今和歌集にも10首以上 を観ることができますが、今回は特に著名な恋唄を中心に万葉集から数首を紹介いたします。万葉集で詠われる「麻」は 大麻(hemp) と言われています。

「麻の衣を着れば、妹背の山で麻を蒔いていた私の恋人を思い出す」という有名な詩は、麻といえば近江の麻を連想するが、その昔は紀州でも良質な麻(大麻)が採れ、麻を着ると昔の恋人を懐かしく思い起こすという、時の権力者であった藤原房前による格調高い詩である。

「夏の沖の州では、鳥は賑やかに騒いでいるのに、貴方からは音沙汰もない」 詠み人知らずのこの詩は、海岸景色の状況からみると、沖に砂洲がある上総の海上潟といわれている。

「さくら麻の麻畑の下草に、もうすでに露がたまっているから夜を明かしてお出かけください。たとえ母に知れたとしても」、大胆な女心の恋歌である。桜麻(さくらあさ、さくらを)という綺麗な言葉は牡株の葉の形が桜の花に似ているからといわれているが定かではない。平安時代の大切な詩言葉が引き継がれている。

「世間や人は、あれやこれやとうるさいが、貴方の機物の白い麻の衣を織り続けます」 女性の仕事であった麻布を作る作業は、決して楽ではなかったことが想像できるが、一本の経糸、一本の緯糸に乙女たちの願いや恋心が織り込まれている哀歓が伝わってくる。

麻に関する俳句も下記のとおりです。


(蕉村)

(芭蕉)
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