欧州麻連盟(CELC)主催 第3回 国際リネン会議

投稿日:2016.11.22 更新日:

欧州麻連盟(CELC)主催 第3回「国際リネン会議」が10月18~21日にスペイン(マドリード)で開催され、世界16ヵ国300名の関係者が集結、日本からは日本麻紡績協会の案内で11人が参加した。

グローバルな繊維市場低迷の中、「FLAX/LINEN-The Smart Green Fibre For Business」をテーマにリネン素材の持続的成長策について各国からの報告と協議が行われた。

前回(2年前)とは異なり「成長鈍化が著しいが各国連携でリネンビジネスの再成長を図るべき」との報告が相次いだ。

(中国)2016年度より麻ビジネスは極端に悪化。欧州側に原料の標準化、各国の連携、貿易の透明さを求めた。
(インド)リネン糸使用量前年同期比40%減。原料品質の向上、取引の透明性を欧州側に求めた。
(欧州)原料の投機や価格操作の厳禁、各生産段階での情報・知識の共有化、取引の透明性と在庫の適正化、
など全体的な共同責任性について言及した。
(日本)日本における過去から現在までの麻の生活様式やリネンの市場規模について報告。
リネン糸の輸入量は昨年同期比30%減と低迷するなか、内需振興と同時に麻紡会員6社による「ミラノ・ウニカ」出展に取り組むなど輸出拡大策を報告。

 

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